「二十四の瞳」で今注目の瀬戸内海小豆島が教学院合宿の地となります。四十数年に渡り一回も欠かさず毎年実施されてきた合宿講座は、瀬戸内の優美な自然に囲まれた小豆島の西に位置する土庄町ホテル「鹿島荘」で行われます。現在の「鹿島荘」は客室数60を超える大型旅館ホテルに成っていますが、合宿開始当時は現在のホテル社長がまだ小学生の頃で本当に田舎の小さな旅館といった感じでありました。今はもう亡くなられましたが先代のご主人(現在の社長のお父さん)がご夫婦で築かれた旅館でありました。教学院合宿の趣旨と目的を関係者の皆さんには本当に理解していただき全面的に協力支援してもらえる体制が現在までにできあがったものと感じます。我々教学院の全スタッフと宿舎ホテル従業員の皆さんとの連携が安全且つ効果的な合宿講座を実現しているのです。
8月16日午前7時40分頃大東市民会館に教学院の生徒の皆さんそして見送りの保護者の皆さんが集まります。出発当日の生徒の皆さんの健康状態を確認し保護者の皆さんからの健康状態に関する特記があればお伺いし、いざ出発であります。大型観光バスで、学院長の車の先導で近畿自動車道門真インターから吹田ジャンクション中国道、そして山陽道へと向かいます。途中三木サービスエリアでトイレ休憩、そして山陽道姫路東から高速を下り、姫路港からフェリーに乗船します。船内で昼食をとり約1時間50分で小豆島福田港に上陸します。そして約40分で宿舎に到着します。合宿講座のスタートです。全員協力のもと各教室の設営、職員室保健室の設営、掲示物の掲示等合宿運営の準備を整えます。ゴミ箱設置から暗い教室では照明器具の増設までより良い学習環境の実現の為なら何でもやります。そして夕方5時頃から開校式が始まります。各担当の先生から教科別の学習方法、試験、課題等についての説明がされます。夕食後は早速夜の授業が開始されその後就寝準備消灯後深夜学習に突入していきます。深夜学習は午前1時をまわるところまで続きます。
入試問題予想試験、試験解法の解説授業、個別面談、個別質問指導、研修討論会等の学習指導と受験準備指導が合宿日常の中にあります。友人関係や互いの協力、時間の使い方、計画性、部屋の清掃、食事と片付けなどの合宿の日常が研修そのものでありますので朝起きてから寝るまで合宿中の全ての時間が子どもたちにとって勉強となるのは当然のことです。教学院のねらいはここにあります。正しい学習姿勢を育むためには、子どもたちに正しい判断力と感謝の気持ちを学んでもらうことが必要です。この最も基本となる正しい心の状態を合宿の日常から体得していくことが正しい学習姿勢の形成に繋がっていきます。「元気に挨拶ができる」「率先して協力していける」「相手の立場に立って相手を気遣える」「先見性を持って時間を上手に使える」「謙虚に自分自身を素直に反省できる」といった具体的な変化が見えたとき、正しい学習姿勢が身に付いたと言えるのです。正しい学習姿勢は効果的な学習姿勢を生み、成績向上が約束されると言うことになります。時として俗世間と隔絶した合宿空間は、ある種実現不可能な理想的な学習環境を生み出します。この特殊な環境下のもと生徒一人一人を真剣に面倒見る教学院の教師スタッフの強力な指導で、子どもたちの中に本来ある潜在的向上心を引き出す事ができるものと思います。この合宿講座を運営できる質の高い教師スタッフに恵まれている事、全面的な協力を得られるホテル宿舎での合宿を長年に渡り実施できていることに心から感謝致します。http://kyogakuin.com
https://youtu.be/4encT7nYTxg